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あそびと仲間の中で学ぶ「数」
2014年 03月 26日
ごはんが終わった後の年長児 銀河ぐみ。
自分たちで考えて、銀河コーナーで遊んでいます。
スゴロクをしたり、スカリーノをしたり、といった「ちょっと頭を使う遊び」が好きです。
スゴロクをしながら「1対1対応の数の進み方」を知り、
文字を知り、まだ充分にはわからない子には教えてあげたりもしています。
そんな中、スカリーノで使うビー玉と海賊のボードゲームで使うビー玉の
取り合い喧嘩が起こりました。
「勝手にもっていかんとってーよ!」
「そっちいっぱい持ってるやろ!」と、どっちも譲りません。
誰からともなく「半分こしたらええやん!」「そうや!そうや!」
そこでみんなで持っているビー玉を出し合い、
「全部で何個なんな?」「1,2,3,…9個!」
「ほんなら~半分こやったら~えっと~」
「あかんやん、半分にならへんで!」
「一個づつ分けていこうや!」
保育士、黙ってみています。
すると4つと5つに 分かれますよね。
「こっちのほうが5つになるやん!一個、多いやん!」
保育士「ほんまや、5と4と合わせたら9になってるわ。」
「どーする?」「どうする~~?」……
「ほな、この1個は、先生に預かっといてもらおう!」
「そしたら、4個と4個になって、おんなじになるやん!」
「おっしゃ~!」
保育士「じゃあ、袋の中に1個は入れておくね!」
一件落着!
太陽の子保育園では、小学校教育の前倒しのような「教育」はしていません。
なぜならば、それは「小学校で学ぶ知識は、
小学校の発達段階に到達したときに学ぶのがベスト」だからです。
子どもの発達は、その学びを受け入れるのにベストのタイミングがあります。
やはり6歳を迎えた子が就学する、というのは
子どもの脳や体の発達から観たら、とても理にかなったことなのです。
文字を書くことも、手首の動き、指の力、すべてが備わった段階で
きれいな「曲線」を小さく書くことが出来て、ひらがながキレイに書けるのです。
2歳3歳から、手指の発達的にそぐわない「鉛筆」を持ち、
無理に形だけをなぞって字を教えても、書けるようになっても
それは子どもの発達からみたらとても不自然なこと。
文字は「思いを伝えていくためにあるもの」であって
形を丸暗記して覚えていくものではありません。
思考がどんどん高度になり、物事を順序だてて考えたり、話したり
そういう力がついてくる中で、「伝えよう」とする力の延長上に文字が存在します。
数の認識もそうです。
いーち、にーい、さーん…と数をそらんじることは2歳でもできます。
しかし、数の概念が本当に育っていくのは、もっともっと後です。
太陽の子保育園の子どもたちは、生活の中でいっぱい数にも触れています。
毎朝のお当番の「人数確認」のお仕事、ごはんの盛り付け配膳でもそうです。
遊びの中でも、びー玉のトラブルのように自分たちで数の知識を駆使して
解決を導きだしていきます。

「教育」と聞くと「小学校のように机の前に椅子に座って、学ぶもの」
と思いがちですが、保育園では生活と遊びの中で教育がされています。
保育園は「遊んでばっかり!」って思われている方も多いと思いますが、
なんのなんの!
机の前に座って学ぶ「受け身の学び」より
生活や遊びの中で学ぶ「能動的な学び」のほうが
子どもたちのこころとからだにグッと染みわたっていくのですよ。
銀河さん、これを書いている今も事務所の外でゴミ集めのお仕事中。
宇宙さんにやり方を教えている様子は「いっちょまえ」です。
「次は○○やろ!」「○○の次は▽▽で~事務所は3つゴミ箱があるからな!」
「3つやから、○○まで回ってくるねん!」
喧嘩も多いけど(!) それなりに(!!)頼もしく育ちました!
もうすぐ1年生です!!






自分たちで考えて、銀河コーナーで遊んでいます。
スゴロクをしたり、スカリーノをしたり、といった「ちょっと頭を使う遊び」が好きです。
スゴロクをしながら「1対1対応の数の進み方」を知り、
文字を知り、まだ充分にはわからない子には教えてあげたりもしています。
そんな中、スカリーノで使うビー玉と海賊のボードゲームで使うビー玉の
取り合い喧嘩が起こりました。
「勝手にもっていかんとってーよ!」
「そっちいっぱい持ってるやろ!」と、どっちも譲りません。
誰からともなく「半分こしたらええやん!」「そうや!そうや!」
そこでみんなで持っているビー玉を出し合い、
「全部で何個なんな?」「1,2,3,…9個!」
「ほんなら~半分こやったら~えっと~」
「あかんやん、半分にならへんで!」
「一個づつ分けていこうや!」
保育士、黙ってみています。
すると4つと5つに 分かれますよね。
「こっちのほうが5つになるやん!一個、多いやん!」
保育士「ほんまや、5と4と合わせたら9になってるわ。」
「どーする?」「どうする~~?」……
「ほな、この1個は、先生に預かっといてもらおう!」
「そしたら、4個と4個になって、おんなじになるやん!」
「おっしゃ~!」
保育士「じゃあ、袋の中に1個は入れておくね!」
一件落着!
太陽の子保育園では、小学校教育の前倒しのような「教育」はしていません。
なぜならば、それは「小学校で学ぶ知識は、
小学校の発達段階に到達したときに学ぶのがベスト」だからです。
子どもの発達は、その学びを受け入れるのにベストのタイミングがあります。
やはり6歳を迎えた子が就学する、というのは
子どもの脳や体の発達から観たら、とても理にかなったことなのです。
文字を書くことも、手首の動き、指の力、すべてが備わった段階で
きれいな「曲線」を小さく書くことが出来て、ひらがながキレイに書けるのです。
2歳3歳から、手指の発達的にそぐわない「鉛筆」を持ち、
無理に形だけをなぞって字を教えても、書けるようになっても
それは子どもの発達からみたらとても不自然なこと。
文字は「思いを伝えていくためにあるもの」であって
形を丸暗記して覚えていくものではありません。
思考がどんどん高度になり、物事を順序だてて考えたり、話したり
そういう力がついてくる中で、「伝えよう」とする力の延長上に文字が存在します。
数の認識もそうです。
いーち、にーい、さーん…と数をそらんじることは2歳でもできます。
しかし、数の概念が本当に育っていくのは、もっともっと後です。
太陽の子保育園の子どもたちは、生活の中でいっぱい数にも触れています。
毎朝のお当番の「人数確認」のお仕事、ごはんの盛り付け配膳でもそうです。
遊びの中でも、びー玉のトラブルのように自分たちで数の知識を駆使して
解決を導きだしていきます。

「教育」と聞くと「小学校のように机の前に椅子に座って、学ぶもの」
と思いがちですが、保育園では生活と遊びの中で教育がされています。
保育園は「遊んでばっかり!」って思われている方も多いと思いますが、
なんのなんの!
机の前に座って学ぶ「受け身の学び」より
生活や遊びの中で学ぶ「能動的な学び」のほうが
子どもたちのこころとからだにグッと染みわたっていくのですよ。
銀河さん、これを書いている今も事務所の外でゴミ集めのお仕事中。
宇宙さんにやり方を教えている様子は「いっちょまえ」です。
「次は○○やろ!」「○○の次は▽▽で~事務所は3つゴミ箱があるからな!」
「3つやから、○○まで回ってくるねん!」
喧嘩も多いけど(!) それなりに(!!)頼もしく育ちました!
もうすぐ1年生です!!










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▲
by hikarinokohoikuen
| 2014-03-26 15:27
| 銀河ぐみ5歳児
|
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3.11 NO NUKES!貼り紙アートを掲示しました
2014年 03月 10日
3月11日。あの日から3年がたちます。
社会福祉法人杉の子会では、原発に頼らない自然エネルギーへの転換にむけ、
原発の問題点や自然エネルギーについて、
反原発・自然エネルギー実行委員会をたちあげ
職員みずからが学び、壁新聞やポスター、ニュースなどを発行しています。
また、法人内の3つの保育園、すべてに太陽光パネルを設置しています。
核と人間は共存できません。
その思いを3.11を前に、あらたにして、
職員と保護者による「貼り紙アート」の横断幕を張りだしました!
虹の色と地球の陸地の部分は、6センチ角ほどの色紙をつかったメッセージを張り合わせています。

原発のない日本に。
子どものたちの未来に、核はいりません。
社会福祉法人杉の子会では、原発に頼らない自然エネルギーへの転換にむけ、
原発の問題点や自然エネルギーについて、
反原発・自然エネルギー実行委員会をたちあげ
職員みずからが学び、壁新聞やポスター、ニュースなどを発行しています。
また、法人内の3つの保育園、すべてに太陽光パネルを設置しています。
核と人間は共存できません。
その思いを3.11を前に、あらたにして、
職員と保護者による「貼り紙アート」の横断幕を張りだしました!
虹の色と地球の陸地の部分は、6センチ角ほどの色紙をつかったメッセージを張り合わせています。

原発のない日本に。
子どものたちの未来に、核はいりません。
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by hikarinokohoikuen
| 2014-03-10 16:43
| 太陽の子保育園の様子
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ひなまつりケーキ
2014年 03月 03日
▲
by hikarinokohoikuen
| 2014-03-03 16:42
| こだわり給食
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