広島研修旅行
2012年 01月 09日新年早々、社会福祉法人杉の子会の3園揃って、職員研修旅行で
広島に行ってきました。
1月8日 この日は39名の職員で、広島の「なかよし保育園」にて、
昨年、年長担当をされていた山下いぶき先生の実践のお話と
岩国短大講師で元公立保育園園長、広島保問研の石川秀子先生のお話を聞かせていただきました。
広島の地で、やはり子どもたちに平和の尊さを伝えていきたい、でも、自分に伝える力がなくては
いけないと意識を持ち、学び、そして子どもたちとともに足元の平和から考え、
子どもたちの「平和に対する思い」を引き出す話し合いや描画活動などの実践を聞き、
平和を考えることは、日常の平和、自分たちのルールを作り守ることや、いやなことはいやだと
言い合える関係や環境づくりが基礎で、また大切だということを改めて学びました。
石川秀子先生は、全国保育問題研究集会の乳幼児期の平和教育の分科会の世話人を
されています。
そのなかで蓄積されてきた「乳幼児期の平和教育」について、理論だてて非常にわかりやすく
「日常の平和教育」と「とりたてての平和教育」この両輪が「平和」をしっかり子どもたちのなかに
根付かせていくことだと教えてくださいました。
0歳でも1歳でも、その年齢なりの「平和教育」があるのだ、ということを
職員一同、目からうろこの思いで聞いていたようです。
お話を聞いたあとは、グループディスカッションです。
限られた短い時間でしたが、非常に活発に意見が交わされていました。
短時間にぎゅっと凝縮された濃い研修でした。
施設見学もさせていただきました。
都会の中の保育園で、園庭もほとんどなく、屋上で遊んでいることなど、
尼崎と同じだなあ、と思いました。
しかし、隣接する土地に高いマンションが建築されるというときに
保護者、職員、地域が一丸となって「おひさまを子どもたちから奪うな」と運動をして
食いとめたことなど、すごいパワーを感じました。
1日目の宿は、世界遺産となった厳島神社のある宮島です。
夜、ちょうど大潮の満潮となり、ライトアップされた鳥居や神社が幻想的に海の中に
浮かび上がりました。
旅館の和太鼓演奏では、杉の子職員(太鼓歴10ウン年)も飛び入り参加して、
おおいに盛り上がりました!
by hikarinokohoikuen
| 2012-01-09 20:31
| 太陽の子保育園の様子