ああだこうだする時間
2013年 10月 31日朝、ボールで遊んでいた地球さん(1歳児クラス)。
「セーンセー!ボールなくなったでー」と指差す方向を見ると…
園庭に置いてあるサークル車の下にボールが入ってしまったようです。
どうしようかなー、と眺めています。
その様子に気づいたアルタインさん(2歳児クラス)のKくん(3歳4か月)
「これ、したらいいねん!!」と意気揚々とウレタン積み木を持ってきてくれました。
さっそくウレタン積み木をサークル車の下に押し込んでいます。
うーん、でも、押し込むだけではボールはどんどん奥のほうに。。。
地球さんのKちゃん(2歳6か月)は、ひらめいたようにサークル車の奥にまわりこんでのぞいています。
さあ、どうしようかなー。
「こっちかな、こっちから取ったらいいねん。」とKくん。
サークル車の側面から手を伸ばしてボールに触ろうとしています。
ウレタン積み木を押し込むのは、地球さんのUKくん(2歳3か月)にバトンタッチです。
サークル車の真横からアプローチするより、
前のほうが隙間がある!とわかったKくんです。
もうちょっと、こっちこっち、触った触った!!!と手を必死に伸ばして…
とれたー!!
ほら、先生、とれたで!!
得意気な姿です!
こうかな、ああかな、と考えて、
ああだこうだ、と工夫したり失敗したりする時間と余裕。
子どもの頃ならではの大事にしたい時間ですね。
「もお!なにやってんのよ!なんでボール投げんのよ!」と怒ったりしても
なーんのプラスにもなりません。
「はいはい!とったるわ!」と、オトナがさっさとボールを取ってしまっても
子どもには、ああだこうだ、の時間を経験させてあげることはできません。
わからないこと、知りたいことは、サッとスマホで検索できて
便利な世の中になったけれど、
「サークル車の下に潜り込んでしまったボールをとる方法」は載ってません。
子育ての中で大事にしたいことは、
ネットの中の情報よりも目の前の子どもたちから学び取っていきたいですね。
by hikarinokohoikuen
| 2013-10-31 18:34
| 太陽の子保育園の様子
|
Comments(0)